ペットショップの秘密! Vol.02
「東京ウェルネスセンターって、何するところ?」 ~後編~
4月15日 更新
ペットショップで販売されている子犬や子猫、どういうプロセスを経てショップにやってくるの? 本当に安心なの? そんな疑問を調査するべく、「東京ウェルネスセンター」(東京都江東区)を直撃取材。後編では、ペットショップに行く前のワンちゃん、ネコちゃんの様子をチェックしてみました。
外部からの汚染源をシャットアウト!

入室時は細心の注意を払います。
今回訪ねた「東京ウェルネスセンター」では、「ペットプラス」で販売される子犬・子猫全頭について、全国各地の契約ブリーダーから預かり、厳しい受け入れ検査基準をもとに健康面を中心にチェックされます。それは、「ペットウェルネスチェーン」という、ブリーダーからウェルネスセンター、店舗、さらに直営動物病院店舗など、ペットの生涯にわたる健康を獣医師が中心となって維持管理していく「ペットプラス」の理念実践のひとつの過程でもあります。
今回、いよいよ「東京ウェルネスセンター」の内部へ足を踏み入れることに……。「検査室をはじめ、その先の入室は、スタッフはもちろん入室する関係者全員、厳しく管理されています」と、センター長。伊東陽子獣医師案内のもと、検査室へ!「センターでは、外部との遮断エリアを明確にしています。白衣に着替えていただき、専用の履物で入室していただきます。外部からの汚染源を持ち込ませないために、まずは衣服や身体に付着したゴミや塵を落としてください」


白衣とディスポーザブルキャップは必須です。
記者・カメラマンは、白衣に帽子、専用スリッパを着用するよう指示されます。髪の毛が出ていると、「きちんと帽子の中に入れて下さいね。」
入室にあたり、一通りの説明と注意事項のレクチャーを受け、履物も準備OK!まずは殺菌ルームへ。そう、そこは食品研究所や精密機械工場を探訪するときなどと同じ、髪の毛一本・塵ひとつ室内に持ち込ませないためのエアーシャワールームです。壁に設置された「ON」のボタンを押すと、あらゆる箇所に設置された噴出口からエアーが一気に噴出し、まるで暴風に立ちつくす人のよう。30秒ほど殺菌灯の下でエアーシャワーを受けます。この勢いと空気噴出量なら、ゴミや塵は間違いなく落とせます。
厳しい検査項目を丹念にチェック
エアーシャワーの洗礼を受けたところで検査室へ。ここは文字通り、センターへやってきたワンちゃん・ネコちゃんが健康面をチェックされる専用室です。ここでは、お客様の元へ健康で元気なワンちゃんネコちゃんをお届けするためチェックリストに従って獣医師が健康チェックを行っていきます。「センターの獣医師が定期的にブリーダーさんのもとに伺って子犬・子猫の状態を診ていますが、ブリーダーさんから離れた直後に体調を崩す子たちもいます。どんな些細なことも見逃さないよう私たちは細心の注意を払っています」 (伊東陽子獣医師)
今回の訪問時、検査のタイミングでなかったため、子犬・子猫の実際の検査を見ることはできませんでしたが、伊東先生から検査の様子についてお話をしていただきました。「主な検査項目は、伝染病や皮膚炎など子犬・子猫がかかりやすい疾病を中心としています。検査の結果によっては、健康状態が安定しない子犬や子猫は、いったんブリーダーに返し、体調を整え直してもらうこともありますが、このセンターではごく稀なケースですね」

伊東陽子獣医師
検査終了後、検疫期間を定め、期間中にワクチン接種、駆虫、さらにストレスの軽減を図っていきます。そして、検査・検疫の後には、獣医師により検査済証が発行されます。検査が終われば、ワンちゃん・ネコちゃんもひと安心。動物看護士のスタッフに見守れながら、ショップにいくまでの間、待機するのです。

全頭に発行される検査済証
マイクロチップも装てん!
「ペットプラスでは、オーナーになられる方々に、飼い主責任を遵守していただくために、最も有効な手段であるマイクロチップの装てんを行っています。それは、すべての子犬・子猫にペットの身分証明であり、家族の一員であることを証明するもの。迷子・盗難などの身元確認や地震など災害時混乱の消息確認にも役立ちます」 (センター長・細川獣医師)
マイクロチップは、直径2mm、長さ12mmほどの円筒形カプセル。個体番号などが記録されたICチップを入れたもので、首の後ろの皮膚の下に注射器で埋め込みます。カプセルは生体適合ガラス製のため、生物の体内にあっても安全で、痛みも通常の予防接種と同じ程度だそうです。専用の読み取り機を当てると、それぞれの情報が表示されるようになっています。ちなみに日本では、マイクロチップ装着の義務付けはありませんが、イギリスやフランス、オーストラリアをはじめ、世界各国で普及が進んでいます。
センターでは、国内にあるペットセンターとしては初めて、2001年2月に品質マネジメントシステムの国際規格・ISO9001認証を取得し、国際規格の厳しい要求に沿った厳しい運営を実践しています。 また、ISOに適合する運営を実践するため、病気発生時の対応マニュアルや店舗スタッフ教育用のマニュアル、店舗滞在中の子犬・子猫の治療に関するルールなど各種マニュアル・ルール作成など行っています。
将来、新しいオーナーのもとで、大切な家族となるワンちゃん・ネコちゃんが集められる東京ウェルネスセンター。「いつまでも、ずっと健やかに暮らしてほしい!」という願いで、スタッフ全員が仕事をしていることがわかりました。
取材・文
アニカクラブ編集部
紹介施設
東京ウェルネスセンター
| 所在地 | 〒136-0082 東京都江東区新木場1丁目12-18 |
|---|---|
| TEL | 03-3522-8169 |
ペットプラスの安心
ペットウェルネスチェーンの構築を目指して
ペットプラスはオーナーの皆様が健康な子犬や子猫を迎えることが出来るようにペットウェルネスチェーンに取り組んでいます。 ペットの生涯にわたる健康を獣医師が中心となって維持、管理するウェルネスチェーンを動画でご紹介します。
東京ウェルネスセンター
所在地
〒136-0082
東京都江東区新木場1丁目12-18
TEL
03-3522-8169
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