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AHBインターナショナル株式会社 スタッフ募集

獣医師、ペットショップスタッフ、ペットホテルスタッフ、ペットスタイリストなど、随時募集

日本人は古くから、非常に細やかな創意工夫や技術を綿密に計算して物づくりをしてきました。それはペット関連用品にも当てはまり、数々の製品が創出されています。Made in Japan――このコーナーでは、アニカ・クラブ編集部が厳選した日本製をピックアップ。製品にこめられたアイデアや独自技術を紹介していきます。

オーガニックコットン

オーガニックコットン製の犬用ベッド。全身を包むものだから、安心できる素材がいいですね。

医療用としてオーガニックコットンが使用されているのをご存知だろうか。アトピー性皮膚炎、化学物質過敏症等、薬品に肌が敏感に反応してしまう方々。どうしても安全かつ低刺激な衣類が必要となる。通常の繊維製品だと快適に過ごすことができないためだ。どうすれば良いのだろうか?その問いの答えがオーガニックコットンにある。

オーガニックコットンとは、化学薬品を使わずに有機栽培され、加工の段階でも化学処理をせずに作られた無農薬有機栽培綿のこと。3年以上化学薬剤を使っていない畑で栽培されたものしか「オーガニック」を名乗ってはいけない。化学肥料の代わりに有機肥料。除草剤の代わりに人間の手による除草作業。とにかく手がかかる。

  

また、オーガニックコットンと言っても様々な種類、基準があり、マザーズの製品に使用されるオーガニックコットンは、【NOCコットンのエコ基準】を遵守しているもの。これは全世界で0.5%しか本物と認められない程貴重なものである。認定された土地でしか栽培できない為、日本では栽培は不可能とされている。国土が狭く、他の作物の農薬の影響が出てしまう為だ。また、NOCはフェアトレードが団体の特色のひとつで、正当価格の仕入れを行い、インド・タンザニア(アフリカ)から直接仕入れる。希少かつ高価だが、「せっかくこだわるんだから、自信を持って本物を作りたい。」という社長の信念で原料は譲らない。

  通常の繊維製品に使用される化学薬品は1,500以上あると言われる。綿は生産効率・機能性などを向上させるため、何度も薬品処理をし、製品化されるのである。すべてが有害とはいえないが、人体に良くない影響を持つものも少なくない。そこで、オーガニックコットン。肌への刺激も圧倒的に少なく、独特の心地よい肌触り。特に敏感肌ではなくても、一度オーガニックコットンを身に着けると、通常のコットンとの違いに目覚めるという。

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こだわり抜いた先に見えるもの。

銚子の大自然が心地よい場所に立つ工場では、オーガニックとそうでない原料が別空間で縫製されています。

「今ある工場の100%をオーガニックにしたいんです。現状60%くらいだから。」と語るのは前述の石塚社長。元はバリバリのアパレルマンだったそうだ。「10年位前は縫製をしていたんですよ。アパレル関係で。そこでオーガニックに出会ったんです。」

そしてオーガニックコットンが医療関係に使用されている事を知る。化学物質過敏症の患者には、普通の素材では体に良くない。衣類はおろか、病院で使われているカーテン・シーツ・ベッドカバーなどにも反応してしまう。まずはそこから、と商品開発を始めた。オーガニックコットンの認知度が低い中、こだわりの製品作りを続けた。今でこそエコやロハスをキーワードにオーガニックフードやコットンの認知は高まってきたものの、当初は単に"高価な綿"という認識しかされないことも多々あった。「現在は患者用のパジャマやリネンでうちの製品が使用されています。病状が改善されるものではありませんが、悪化は防ぎます。」

銚子に構える工場には、オーガニックコットン素材専用のエリアが存在する。「糸や繊維のくずも交わる可能性がある」から。ここまで徹底している工場は日本にも少ないのではないかと石塚社長は言う。   

オーガニックコットン製品を説明する社長は子供を愛おしそうに見る眼差し。

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人も動物も自然の一部

「これからも、様々な形でたくさんの方にオーガニックの良さ、本物の良さを知ってもらえたらいいですね。」三越日本橋本店でのイベント出店時に。

ある一人の顧客から、犬用のマナーベルトを依頼された事が始まりとなり、2005年に犬用の商品を開始。購入者から口コミで良さが伝わり、今ではオーガニックコットンならここと言われるまでに。   

「マザーズでは風合いを殺さずに最終製品までコットン100%のまま作っています。途中工程で化学薬品を使用しない事は、他社ではほぼ無いに等しい。オーガニックと謳っていても、縮み・よじれ防止の為コットンの比率を変えて使用している所も多いですから。形状記憶用の薬品を使用する事は、使いやすさはありますが、本当に良い商品を考えるときにやはり疑問が残るんです。」   

しかし、こだわりが強いほど「商品」として必要な部分が削られてしまう。色合いや形が限られてくるのがそれだ。だからといって本物をあきらめる社長ではない。「こだわっているからこそ素材・色が限られています。その中で最大限のデザインで少しでもおしゃれな製品を作る努力をしたいですよね。刺繍糸にも化学基準を超す場合がある為、かきしぶでプリントをしたりね。」    

使ってもらう人やペットを裏切りたくない、また、嘘はつきたくない為、デメリットもはっきり提示する。緑色は紫外線に反応して色が変わる事がある。色落ち・縮みやすい問題もある。糸も少し弱い。生産・加工に手間隙がかかる為、大量生産ができず、コストが高くなる。だが、様々なデメリットを含んでも、「ペットにとってオーガニック素材が良いことは明白。」と石塚社長は言い切る。「こだわり抜く事で得られる安心があります。手間やコストはかかりますが、ペット製品は、おもちゃを始めとして口に入る可能性が高いものばかりです。安心素材であることは絶対だと思っています。」   

最近のペット達は、先祖犬が歴史を紡いできた原産国の気候風土とかけ離れた土地で生きている。そこで育まれた、または必要とされ強化された犬種独自の特性が合わない事も少なくない。食生活なども要因とはされているが、肌が弱く、皮膚疾患をもつペットが増えている。   「動物も人間も自然の一部だから。化学薬品や処理が少ないほうが負担にならないのは当然ですよね。」    

  

3月中旬まで三越日本橋本店特設会場にてレディースウェアを販売。ナチュラル&リラックスをテーマにしたイベントに出店。「今後もこういった様々な形で皆さんにオーガニックコットンの良さを伝えて行きたいと思います。」   

  

マザーズ製品を通してオーガニックコットンの良さ、奥深さに触れ、ますます興味はつきないところである。今後もこだわりの製品作りに大いに期待し、学んで行こう。

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取材・文
アニカクラブ編集部

ミュッター


●有限会社マザーズ ホームページ
http://www.mothers-mutter.com/

マザーズの商品は ペットインロイヤル成田エアポートでも好評販売中。

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