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AHBインターナショナル株式会社 スタッフ募集

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動物と触れ合うことで、その人に内在するストレスを軽減させたり、精神的な健康を回復させることができるアニマルセラピー。動物とのコミュニケーションを医療に応用した療法を取り入れている「のぞみ牧場学園」(千葉県木更津市)を訪ね、動物と人間の共生について取材していきました。今回は、その後編、「共生する動物たち」をクローズアップします。

すべての動物すべての幸せになってもらう信念。

「のぞみ牧場学園は、知的障がい児のための療育施設通園施設。学園には発達に問題を持つ0~6歳までの就学前の子供たちを迎え、言語聴覚士や作業療法士、音楽療法士などの専門家、障がい児専門の保育士による個々の発達に沿った療育を行っています。カリキュラムの特徴となっているのが、言語聴覚療法、音楽療法、作業療法のほか、小動物によるアニマルセラピー、乗馬セラピー。子供たちの表情も活き活きとしています。子供たちは動物たちとのコミュニケーションを通じて、対人関係のあり方、関わり方を自然と学んでいきます。

前編でも紹介したように、ダックスフンドのルーク、ブリタニーのマーク、ラブのダグラスといったイヌをはじめ、ネコのトラジロウ、オセロ、カスピ、ミミ、ポニーのジュピター、ミニブタのトントン、ヒツジのヤマ、マコ、ヤギのシロとのぞみなどさまざまな動物たちがセラピーアニマルとして活躍しています。

「学園で飼育している動物たちは、アニマルセラピーが行えるように訓練されています。病気対策は当然ですが、躾の面においてもそれぞれの動物にセラピーアニマルとしてできうる限りのことを行っています。イヌのダグラスとマークは、警察犬の訓練を受けているんですよ」と語るのは、のぞみ牧場学園施設長・津田望さん。

セラピーアニマルの使命を果たした人気犬マリアは、13歳で介護犬を引退し、この学園で子供たちに囲まれて余生を過ごしました。また、ここで活躍する"スタッフ"の中には、捨て猫だったネコたちのように保護された動物も少なくない。八丈島の八丈小島で繁殖しすぎたヤギを津田さんご自身が引き取りに行ったのだとか。動物に特別なサポートをしてもらう以上、学園にやってくる"スタッフ"には、幸せになってもらうというのが学園の信念です。

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動物にもストレスがかからないようにする努力


のぞみ牧場学園施設長
臨床言語士 津田望さん

動物は古くから猟犬、番犬、ネズミ捕りなど、私たち人間のために働いてくれていました。目の不自由の人を導いたり、麻薬の探知や、災害時の救助犬として人間にはないポテンシャルを使って専門にする犬などもいます。 動物には、もともと作業欲求の高い習性があり、訓練や、習得した技術を発揮してほめられることが生きがいとなっている動物が少なくありません。学園では、そうした"スタッフ"たちの適性を見極めつつ、トレーニングしています。動物たちに決して無理をさせないように注意を払っているそうです。

すべての動物が人を癒すわけではありません。人の立場からすれば、人が癒されるのは、リラックスしてハッピーな動物と触れ合ったときだと言えるでしょう。また、社交的で優しく、人付き合いの良い人もいれば、そうでない人もいるように、動物にも同じことが言えます。社交的な動物であっても、ある程度、主人の指示を聞くことができ、躾けられていなければ、動物にとっても人間にとっても不幸になることが多いでしょう。

アニマルセラピーの現場では、動物にとっても人間にとってもストレスがかからない環境を作り出す努力が重要のようです。 学園で活躍する動物たちを見ていると、当たり前ですが、「人間に慣れている」という印象を受けます。たやすく、子供たちに体を触れさせているワンちゃんたちを目にすると、"セラピーアニマルの余裕"があるように思えます。ここで過ごす子供たちを見ていると、動物たちは、人間にはできない"癒し""やすらぎ"を確実に与えているのだと思わずにいられない光景を目の当たりにしました。

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動物も人間も幸せに共生できる環境。。

30年以上臨床言語の分野に携わってきた津田さん。手狭な東京では、限界を感じたそうで、アニマルセラピーを実践するにふさわしい理想の環境を求めたと言います。

「愛する動物たちに囲まれて、ここに通うすべての子供たちをサポートしていくのが私の宿命だと思っています。それには、自然環境も大切な要素の一つ。広大な環境の中で動物の人間の共生によって関わるものすべてハッピーになれると場所選びにはこだわりました。北海道から九州まで40箇所ほどの環境を見て回りましたが、ここ木更津を選んだのも、そんな理由からなんです」(津田さん)。

津田さんは、イヌやネコだけでなく、ポニーやヤギ、ヒツジなど大型動物も視野に入れたセラピー環境を求めました。そして数々の特徴ある取り組みやイベントなどによって、地域に根ざした教育機関として認知されています。のぞみ学園牧場の活動は、アニマルセラピーのみならず、障害を持った子供たちの療育を実践する場として注目を集める存在となりました。 その功労者は、津田さんをはじめとする学園の運営者や専門スタッフ、職員であり、子供たちに多大な影響を与える動物たちです。動物と人間が互いにハッピーになれる関係性が保てなければ、アニマルセラピーそのものが成立しないことが取材を通してわかりました。

子供たちの元気な声が飛び交うのぞみ牧場学園、今春、6回目の春を迎えます

取材・文
アニカクラブ編集部

ペットと人間の関係性

「うちの犬は、全然言うことを聞かないダメ犬なの」。ペットのオーナーがよく口にするフレーズです。もし、本当に言うことの聞かない犬であれば、ほとんどの場合、それはオーナーが何も教えなかったか、教え方が悪かったためです。もう一歩踏み込むと、オーナーがその動物の行動習性やそれにかなった訓練方法を知識として持っていなかったと言えるでしょう。庭につなぎっぱなしの無関心なオーナー、小さなときに可愛がりすぎて甘やかしすぎたオーナーは論外ですが、結果的には、オーナーがダメにさせてしまうケースが多いのです。

動物と寝食をともにし、躾をしていると思っていても、お互いハッピーなパートナーになれない関係には、それなりのトレーニングが必要です。まずは、犬との"愛情ある上下関係"を保ちながら良し悪しを伝達できるような毅然とした態度や行動が必要だと思います。

「学園で飼育している動物たちは、アニマルセラピーが行えるように訓練されています。病気対策は当然ですが、躾の面においてもそれぞれの動物にセラピーアニマルとしてできうる限りのことを行っています。イヌのダグラスとマークは、警察犬の訓練を受けているんですよ」と語るのは、のぞみ牧場学園施設長・津田望さん。

愛情ある主従関係を築くには、叱らずに誉めるだけでは足りません。「いけない行動は叱り、良い行動は誉める」「愛情を絶えず伝える」「叱った後は、その感情を引きずらない」。このことは私たち大人が家庭や学校、社会の中の子供の教育の場面で絶えず行っていく当たり前のこと。ペットも同じです。動物は学習によって、その行動が大きく変化していくのです。

津田 望さんの「アニマルセラピーのすすめ」(明治図書より 抜粋・改訂)

紹介施設
社会福祉法人 のゆり会 きさらづ小児発達センター
のぞみ牧場学園
所在地 〒292-0201
千葉県木更津市真里谷2374-1
URL http://www.bokujougakuen.jp/index.html

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